daimon's memo
 彼らが「反日」と見なすものすべてが非難の対象だ。看板には民主党や中国、北朝鮮を批判する文言も。
 取材する記者にもヤジが飛ぶ。デモの後、人々は近くのオーストラリア大使館に移動して拳を上げた。
 「(捕鯨問題で)日本を侮辱する白人と開戦するぞ」
 バス停に立ち、遠巻きにデモ隊を眺めていた一般の女性が記者に聞いてきた。「あの人たちって右翼なの?」

 彼らは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などここ数年に結成された保守系市民団体の集合体だ。
 黒塗りの街宣車や特攻服に象徴される、従来の「右翼」と呼ばれる政治団体とは異なる。
 参加者に声をかけた。デモのために日の丸を買った中野区の女子大生(19)、「報道は偏っている」と話す
 横浜市青葉区の外食チェーンの男性管理職(49)、拉致問題の「救う会」に入っていたという茨城県つくば市の
 化学会社の男性社員(36)……。
 口々に「周辺国に、日本人はなめられている」などと答える。「これまでは『愛国運動』と言えば右翼。
 私たち普通の市民が参加できる運動がやっとできた」とも。
戦争を始める人間は皆自分が「神の側」だと考えている。歴史を振り返ってみれば、幾多の最悪の所業が神の名の下になされたことがわかる。